現場の体験

模擬授業・模擬保育・現場体験活動

 保育教育学科では、人間形成(特に乳幼児期・児童期)の在り方を中心とした教育研究を推進し、地域文化や児童文化を次世代に向けて継承し得る豊かな人間性を備えた保育者・教育者を育成しています。
 乳幼児期から児童期までの子どもの成長・発達を見通して考えることのできる広い視野と高度な専門性を持ち、地域の様々な環境に置かれた子どもや障がいのある子どもに対応し得る高い実践力を備えた人材を育成します。

取り組みの特色


手作りの模擬授業・模擬保育

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大澤 優芽さん〈島根県立島根中央高等学校出身〉
 模擬授業の指導案は、個人やグループなど教科によって作成の仕方は様々です。比較的、グループで作成することが多く、自分とは違う考えに触れることができたり、話し合いの中から新たな考えが生まれたりなど仲間との関わりの中で考えを深めることができます。
 模擬授業では、指導案作成で考えたことを実際に授業します。緊張や思い通りにいかないこともたくさんありますが、実際に模擬授業をしてみることで、自分の良さや課題に気づくことができます。学生同士でお互いに意見を伝え合ったり、先生方から助言をいただいたりしながら、よりよい授業づくりを目指して取り組んでいます。


各学年で行うインパクト

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昌子 真弓さん〈島根県立平田高等学校出身〉

 模擬保育の特徴は、小グループで協力して行うところにあります。役割を分担し意見を出し合いながら実践的に行うところが良いところだと感じています。
 私は職員同士が協力することは保育現場においても重要であると考えるため、模擬保育の中で積極的にコミュニケーションをとり意見を出すことを意識しました。学生同士で相互評価をする中で改善点を見つけたりお互いの良いところは吸収したりと友人から学ぶことも沢山あります。
 さらに実際に保育現場でご活躍された先生方に保育者の観点からご指導いただけたこともとても心強く勉強になりました。そのおかげで実際の実習においても模擬保育で行った活動をもとに指導案を構想し、具体的なイメージをもって臨むことができました。


保育教育職について体験的に学ぶ
「保育教育職現場体験Ⅰ・Ⅱ」

 本科目は、保育教育学科1年次の必修科目に位置づけられており、学生が自分の教職員像を確立しながら、大学での自己の学修を充実させることが授業の目的です。
 授業では、現教職員等による講義や現場見学を通して専門職について主体的に学ぶ「保育教育職現場体験活動Ⅰ」、そして、保育・教育・子ども家庭福祉の現場で子どもと関わる体験活動を通し、求められる人材や資質能力について体験的に学ぶ「保育教育職現場体験活動Ⅱ」に分かれています。
 授業で「将来目指す職業が一緒で心強い」と感じたり、「子どもたちが将来あこがれる先生に自分もなりたい」と思う学生もいれば、1年生のうちは、どのような先生になりたいのか迷っている学生もいます。目指すゴールは”保育教育職”で同じでも、そこに向かうまでの道のりは、学生一人ひとり違います。だからこそ、1年間の学びの中で保育教育職を目指す学生同士で意見交換をしながら、自身の目指したい先生像を深め考えていきます。