私のオススメ本
第199回 片付けが苦手な人にオススメ
松江キャンパス 図書館職員 池田理絵
私のオススメ
『人生がときめく片づけの魔法』
近藤麻理恵著
サンマーク出版 2011年1月発行
私はモノをなかなか捨てられない性格で、片付けがとても苦手です。家には学生時代の教科書や何年も着ていない洋服など、必要のないものがたくさんあふれています。そんな自分を変えたくてこの本を手に取りました。
本書は、片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんによる、一度片づけたら絶対に元に戻らない「こんまり流ときめき整理収納法」について詳しく書かれています。
著者は、片づけの極意として「一気に、短期に、完璧に、まずは捨てるを終わらせる」こと、そして「自分の持ちモノを一つ一つ手に取ってときめくか、ときめかないかで捨てるか捨てないかを判断する」ことが大切だと述べています。さらに片付けを通して自分自身と向き合うことができ、考え方や生き方、その後の人生が劇的に変わるというのです。
私は今までモノを“捨てる”こと=悪いことのように思い込んでいて、モノをためることがモノのため、と勘違いしていました。しかしこの本を読んで、本当に大切なものを大切にするために役割を終えたモノを捨てる、その役割を果たしてくれたことに感謝をして手放すことが大切なんだと気付かされました。
きっと片付けが終わったあとは身も心もスッキリし、より自然体で自分らしく、楽しい毎日が送れるはずです。自分がときめくモノだけに囲まれた生活こそが、理想の生活ではないでしょうか。ちなみに私は現在、その片付けの真っ最中です。
片付けに苦手意識がある人もこの本を読んだらきっと片づけがしたくなります。 片づけをして人生を変えたい、理想の暮らしを実現させたい、そんなあなたにぜひ読んでもらいたい1冊です。