今月の展示

モキュメンタリー(2024年7・8月)

 モキュメンタリーという言葉を、聞いたことありますか?
 
「《mock(まがいもの)+documentary(実録)から》ドキュメンタリーの手法を用いて、事実であるかのように表現されたフィクション作品。また、その手法。フェイクドキュメンタリー。」
 
 と、デジタル大辞泉に載っています。モキュメンタリーの作品は、まるで本当にあったことのように描かれるので、見ている方は、本当なのかそうでない嘘なのかの境目があやふやになり、ドキリとさせられます。映像作品で見られることが多いですが、この手法を使って書かれた小説で、小説投稿サイトから書籍化された『近畿地方のある場所について』や、小説から映画化されヒットしている『変な家』など、近頃、文学作品でも話題になっているように思います。
 そこで、今回の展示では、モキュメンタリーの手法を使って書かれた文学作品や、“現実にありそうだけど創作”な本を集めました。今年の夏は、少し変わった不思議な本にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
 
【参考文献】
"モキュメンタリー【mockumentary】", デジタル大辞泉, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2024-06-27)
 

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