平成28年度「山陰地域フィールド体験学習~しまねの地場産業と文化」を開講しました

平成28年度「山陰地域フィールド体験学習~しまねの地場産業と文化」を開講しました

平成28年度「山陰地域フィールド体験学習~しまねの地場産業と文化」を開講しました

山陰地域フィールド体験学習――しまねの地場産業と文化」の集中形式の授業を、3月7日から9日まで、島根県立大学短期大学部松江キャンパスを主たる会場として実施しました。受講者は、島根県立大学浜田キャンパスから26名、島根県立大学短期大学部松江キャンパスから1名、公立鳥取環境大学から3名の計30名でした。

 1日目は、11時に松江キャンパスに集合し、約1時間のオリエンテーションを行いました。午後からは、広島国税局の松江税務署派遣の酒類業調整官より総論のお話をいただき、松江小売酒販組合の副理事長のお話を聞いたうえで、酒の槙戸天狗堂に移動し、店舗を見学させていただきました。店主には質問にも答えていただきました。宿泊は島根県立青少年の家(サン・レイク)でした。

2日目は、午前中に、日本酒造組合中央会制作のビデオ「日本酒ができるまで」を視聴した後、島根県酒造組合の事務局長のお話を聞き、いくつかの銘柄(未成年には甘酒)の試飲もさせていただきました。続いて、島根県農業協同組合雲南地区本部営農部米穀課の課長代理のお話を聞きました。午後は、島根県飲食業生活衛生同業組合の理事長、さらに、李白酒造有限会社の代表取締役からの講義を受けました。それから、2グループに分かれ、李白酒造と米田酒造株式会社を訪問し、酒蔵を見学させていただきました。
1・2日目の夜はそれぞれ3時間ていどのグループ学習をし、3日目午前中もひき続き「学習成果発表会」に向けて準備を行いました。そして、13時15分から、5名ずつ6グループに分かれての発表を行いました。発表会には、酒類業調整官や大学間連携共同教育推進事業関係者の聴講を得ました。不十分な点がなかったとはいえませんが、限られた時間の中でも、地場産業、あるいは、地域文化としての日本酒(地酒)の振興について真剣に考えた発表であったことは間違いないでしょう。アンケートなどの事後の作業を終えたのは16時でした。