令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(9)

令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(9)

 「認知症患者への関わり方(せん妄事例を通して)」をテーマに、せん妄のメカニズムを理解し、せん妄の予防や早期発見ができることを目的とし、令和元年9月25日(水)に島根県立中央病院においてユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス荒木さおり助教と島根県立中央病院梶谷麻帆美副看護師長が中心となって学習会の企画・実施を行いました。

 研修参加者は、島根県立中央病院ICUの看護師9名でした。荒木先生より高齢者看護の視点からICUにおけるPICS予防について講義を受け、PICS、せん妄、高齢者の特徴を理解し、ICUという環境をふまえ、実際の看護ケアについて学ぶことができました。その後、実際にICUでせん妄を起こした患者の事例検討を2つのグループに分かれておこないました。その中で、せん妄に対する予防やせん妄が進行しにくいようなケアを日頃から行っていたことに気づく場面がありました。早期から予測し予防していく必要性を学んだことで、今後は入院時から身体面の調整や生活の場であるICUの環境調整、コミュニケーションの工夫等の看護ケアを行い、せん妄予防に活かしていきたいと思います。

 参加者全員がとても満足・満足と答え、参加者から「現状にあった内容であり、活用できます」「せん妄となる要因から早めにリスクを予測し介入できるようにしたい」「活かせるケアをたくさん知ることができたので活用していきたい」などの感想があり、今後への活用度の高い研修となりました。
看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました。