令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(14)

令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(14)

 島根県立こころの医療センター集中治療病棟は、急性期の精神科病棟であり、「ストレスと対処行動~認知行動療法を用いて~」というテーマで令和元年12月6日看護連携型ユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス大森眞澄准教授と、島根県立こころの医療センター木村幸弘・杉谷久美副師長が中心となって学習会の企画をしました。

 研修の参加者は、島根県立こころの医療センター集中治療病棟看護師5名でした。大森准教授から、ストレスやストレスの対処方法としての認知行動療法について講義を受け、その後参加者の日頃のストレスの対処方法について話し合いました。ストレスは人が成長していくうえでなくてはならないものであるが、それをいかに軽くするか、ストレスに対する考え方を変えてみること、自分なりのストレス解消方法を見つけておくことが必要であることを学びました。また、自律神経を整えるための呼吸法を実際に行いました。
 毎日、忙しい日々のなかで、誰もが大なり小なりストレスを抱えており、そのストレスをいかに軽減するかは、実際に患者さんの看護をしていくうえで非常に大切なことだと感じました。ストレスの捉え方や物事の捉え方を変えてみる(認知行動療法)ことで気持ちが楽になったり、ストレスが軽減することを学ぶことができました。

 アンケートでは「日頃のさまざまなストレスの対処行動について学ぶことができた」「呼吸法など実際に日々のストレス対処に使用できるものもあり、学びが深まりました」「患者さんによい看護を提供するためには、自分たちが日々のストレスとどう向き合い対処していくかが大事であるので今後に活かしていきたい」との感想があり、今後への活用度の高い学習会となりました。