令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(13)

令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(13)

 維持透析患者への自己管理指導において、様々なライフイベントによって崩れがちな食生活や栄養状態を理解し、透析室看護師としてサポートするための知識や考え方を学ぶことを目的に、令和元年11月28日(木)に島根県立中央病院においてユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス今中美栄教授と島根県立中央病院和田優子副看護師長が中心となって学習会の企画・実施を行いました。

 研修参加者は、島根県立中央病院中央診療の看護師8名でした。今中教授より維持透析患者への食生活・栄養サポートのコツについて講義を受け、食生活や栄養に関する介入で困っていることなどをディスカッションしました。講師の今中教授の話術に引き込まれ、笑いの絶えない勉強会でした。人にとって「食べること」の意味や大切さを改めて考える機会にもなり、食事指導の奥深さを感じました。なにかと制限に着目しがちな透析患者の食事ですが、知識を教科書通りに教える先生的存在ではなく、患者の生活や性格に関心をもって寄り添い、患者が主体的に取り組めるようサポートするコーチング的アプローチが大切であることを、先生が経験された事例を通して理解することができました。「やってきた指導は間違いじゃなかった」「そんな風に伝えたらわかりやすいのか」と自信や新発見につながる有意義で満足度の高い勉強会となりました。今後は透析患者の食生活に対する満足度が上がるように、透析室看護師としてのかかわり方を考えていきたいと思いました。

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